2025年09月14日
学校でのけがは“どこで”多い?
中学生・高校生では、体育館・屋内運動場と運動場・校庭でのけがが合計で約7割。
特に部活動や球技での発生割合が高い傾向があります。
時間帯は授業コマ後半〜放課後にやや集中するデータも報告されています
“いつもの動き”が事故になる理由
- 注意の抜けやすい場面:休み時間、清掃、授業から部活への移行直後
- 設備要因:床材の劣化・段差・滑り(体育館床のささくれ・めくれによる事故例も各地で報道)
- 動作の未習熟:着地・方向転換・ブレーキ動作の基礎が不十分
親子・先生が“今日から”できる予防策
1) 「着地の基礎」を週2回×3分(まずは筋肉!)
- ドロップランジ(低い段差から片脚着地→姿勢保持)×左右5回
- 二重支持→単脚支持(両脚軽く屈曲→片脚で“静止”)×左右30秒
軽いスキップ→止まる(2歩で止まって膝とつま先の向きをそろえる)×5本
→ 目的:膝が内側に入る“ニーイン”抑制、足関節・股関節の“曲げて衝撃を吸収”を体に覚えさせる。
2) 靴×床の“すべり&引っかかり”チェック(週1)(そして靴)
- 上履き・運動靴のアウトソール摩耗、踵の傾き
- 体育館床のささくれ/段差/ワックス過多(気づき次第、学校に情報共有)朝日新聞
3) 5分ウォームアップを“移動の直後”に入れる(準備体操)
- 関節まわし→軽いジャンプ→方向転換の順で体に切替えスイッチを入れる
- 授業→休み時間→部活の活動モード変更時にこそ短時間でも挟む
4) 跳び箱・マット運動の“見直しポイント”(運動の仕方)
- 踏切板の位置と助走距離を個別に調整
- 着地マットは複数枚で厚みを確保、端の段差を一掃
- できない技に粘らず、分解練習→成功体験を積み上げる(教師側の進級基準を細かく)
5) 声かけテンプレ(保護者・先生向けに)
- 「止まってから走る」「膝とつま先はおなじ向き」「着地は音を小さく」
- 事故が続いた場所・時間帯を見える化(保健室記録と教員ミーティングで共有)
- AEDの場所と動線、誰が取りに行くかを学年・部ごとに固定化(ポスター掲示)
よくある質問(FAQ)
Q1. 本当に運動場・体育館で7割も起きるの?
A. 報道特集の集計や、独立行政法人の資料で中高生では体育館/屋内運動場+運動場/校庭に約7割が集中する傾向が示されています。
Q2. 休み時間の“軽い遊び”で大けがになる?
A. なります。災害共済給付データでは休み時間の事故比率の高さが指摘され、遊具以外でも走行や衝突で負傷が起きています。
Q3. まず何から始めればいい?
A. 着地の基礎3分×週2回と、靴&床の点検から。コストゼロで効果が出ます。
まとめ
- 発生場所の偏りを前提に設備・動作・運用を最適化。
- 跳び箱・清掃・休み時間など“日常の所作”こそ安全設計を。
- 家庭・学校・地域が同じ言葉で声かけできる仕組みが、けがの再発を減らします。
参考情報
- 朝日新聞デジタル特集「子どもたち、守れますか—学校の死角」:中高で体育館/屋内運動場+運動場/校庭が約7割の図示あり。朝日新聞
- 日本スポーツ振興センター 学校安全部「基本統計(R3)」:高等学校等で場所別7割以上、部活動・球技の傾向など。日本スポーツ振興センター
- 同センター 安全カード「休けい時間中のけがに注意!」:小学校の事例と場所分布、家庭向け啓発。日本スポーツ振興センター
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