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院長からの一言

2025年11月01日

季節の変わり目、そして気候変動

私たちの体は少しずつ“我慢”を強いられています。

気温・湿度・気圧が激しく変わるこの時期、

「なんとなくだるい」「肌・喉が乾く」「風邪っぽい」

などのサインを見逃さないことが大切です。

今回は、乾燥・インフルエンザ・気候・運動・筋トレ・普段の生活、

という5つの視点から“今、やっておいたほうが良いこと”を整理してみます。

乾燥と気候の変化

 

まず、乾燥。冷え込みや晴天が続くと湿度が下がり、空気が乾燥しやすくなります。

例えば、肌の角質層に含まれる水分が20%以下になると「乾燥肌」の状態となりやすいと報告されています。朝日衛生材料

湿度の変化や寒暖差は、肌だけでなく、喉や鼻の粘膜にもストレスを与えます。

加えて、気候変動の影響で「寒暖差+乾燥」の組み合わせが頻繁になっているという指摘もあります。

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乾燥する環境では、肌のバリア機能が低下しやすく、

微細な環境ストレスに敏感になってきます。

室内で暖房を使う機会が増えると、さらに空気が乾きがちです。朝日衛生材料

ですから、湿度管理(例えば加湿器を使う、洗濯物を室内干しするなど)のほか、

保湿ケア(入浴後のクリーム、乾燥を感じたら乳液など)も重要な“応急手段”となります。

インフルエンザ・ウイルス対策と乾燥

 

乾燥とインフルエンザの関係も見逃せません。

空気が乾燥すると、ウイルスが空気中に漂いやすく、また粘膜の防御機能が低下しやすくなります。2

室内の湿度が低く、絶対湿度がある一定以下になると、感染リスクが高まるというデータもあります。

このため、季節の変わり目で気温が急に下がったり、

晴れが続いて乾燥しがちな時期には、湿度50〜60%程度を保つことが“予防”になります。

また、換気や手洗い・うがい・マスク着用など、一般的な対策も忘れずに。

特に、暖房+乾燥の室内環境では注意を要します。

運動・筋トレのタイミングと価値

 

さて、体を動かすこと。

季節が変わると、どうしても

「寒くなってきたから動きたくない」「外に出るのがおっくうだ」

という気分になりがちですが、実はこのタイミングこそ“動き始める価値”が高いです。

例えば、 厚生労働省の「身体活動・運動ガイド2023」では、

成人に対して「筋トレを週2〜3回、かつ有酸素運動を組み合わせること」

が健康維持・疾患予防に有効という推奨があります。厚生労働省+1

また、運動量が少ない人が少しだけでも身体を動かすことで、

公衆衛生的なインパクトが大きいという報告もあります。

筋トレのメリットとしては、たとえば“テロメア長”という寿命に関わる細胞レベルの指標と、

筋力トレーニング量との関連が出ている研究もあります。スポーツ栄養Web〖一般社団法人日本スポーツ栄養協会(SNDJ)公式情報サイト〗

ですから、この季節変化の中、

「いつもの運動量が落ちてきたな」「寒くて出るのが…」

と感じたら、むしろ少し割り振っておきたい。

屋内で出来る筋トレ(プッシュアップ、スクワット、プランクなど)+軽い有酸素(ウォーキング、ステップ)

という組み合わせが現実的です。

普段の生活の質を整えるポイント

 

もう少し“日常の線”を見ておきましょう。

乾燥・気候変化・運動という三つの軸をつなぐ“生活習慣”が、ゆるくも強く効いてきます。

  • 室内環境:湿度と温度を意識。湿度50〜60%、室温は過度に暖めすぎず、“寒暖差”を抑えることがポイント。寒暖差そのものが体にストレスになります。

  • 保湿・セルフケア:肌だけでなく、喉・鼻・粘膜のケアも。入浴後の保湿、顔・手のクリーム、また乾燥を感じたらマスクや加湿も。

  • 生活リズムと睡眠:運動・筋トレを入れたら、回復(休息)も意識。筋トレを行うなら週2〜3回という目安が出ています。

  • 食事・水分補給:乾燥や気温低下で体内水分も減りやすくなりますから、水分を意識して、できれば適度な塩分・栄養バランス(タンパク質・良質脂質)も確保を。

  • 動き続ける工夫:寒さや天候で外が億劫な日もあります。そんな日は「室内ストレッチ+筋トレ」や「短時間ウォーク」で“止まらない動き”をつくる。運動量が落ちているという調査報告もあります。

なぜ「気候変動」も頭に入れておくべきか

 

最後に、少しだけ視野を広げて。

なぜ、単なる季節の変わり目だけでなく「気候変動」の視点も持っておくべきか。

例えば、北海道大学の研究では、大気中のエアロゾル(微粒子)が気候だけでなく私たちの健康・大気環境・乾燥傾向に影響を及ぼしているとされています。

また、スポーツの分野でも、「気候変動リスクを考慮せずに運動することは危険」という報告が出ており、

2025年には法・制度レベルでも「気候変動」をスポーツ環境に盛り込んだニュースが出ました。

つまり、「寒暖差」「乾燥」「異常な晴れ・風・湿度の低下」が“いつもより強まる可能性”を念頭においておきたい。

これが「体がつらい季節の変わり目」における背景でもあります。

まとめ

 

  • 室内湿度を50〜60%を目安に、暖房+加湿を併用。

  • 筋トレを週2〜3回、+有酸素運動(歩く・軽いジョギング・縄跳びなど)を加える。筋トレ量が健康長寿に関連しているというデータあり。

  • 外出・運動の習慣が落ちてきていないかチェック。もし落ちてきていたら「5分だけ動く」でも一歩。

  • 乾燥・肌のバリア機能低下・喉の乾燥などを感じたら、保湿・マスク・加湿・水分補給を。

  • 気候・天候の変化(晴れ→乾燥、気温急変、風強など)に敏感になり、“いつもと違うな”と思った日は慎重に行動する。

  • 食事・睡眠・水分という“基礎”を振り返る。運動・ケアを回せる体にしておくこと。

 

 

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